■ワイナリーの特徴
ポルティア ヴァレーはオーストラリアでオーガニックの認証を取っているワイナリーです。オーナーであるグリゴリオ ファミリーは4世代に渡り農業とワイン造りに従事し、南オーストラリア州リヴァーランドに所有する約100エーカーの畑で、持続可能性に重点を置いたオーガニックブドウの栽培とオーガニックワインの生産を専門としています。
1990〜2005年に植えられた畑は、オーストラリアのオーガニック認定機関、Australia Certified Organic(ACO)によりオーガニック認定を受けています。彼らの取り組みは、オーガニックを単なる“ケミカルフリー”と考えるのではなく、システム全体、すなわち畑の管理やブドウ栽培に対する総体的なアプローチとして捉え、土壌、植物、動物、食物、人々、環境といった全ての要素を考慮し育んでいます。
このワイナリーは、クリス&テレサ グリゴリオによって設立されました。栽培とワイン生産を行うクリスはブドウ栽培家の3代目で、その業界で長年の経験を積んできました。そして彼の情熱はワイナリーを設立して彼の父や祖父の家族が築いた伝統を継続することに注がれてきました。ワイナリーの名前はクリスの母親の名前(ポルティア)と彼女が最初に1日の労働を過ごした畑があるモナッシュ・ヴァレーから付けられています。
■ジェームス・ハリデイ ポイント
★★★★★
■オーストラリア認定オーガニック
野菜、畜産物、食品加工品などが農薬や化学肥料、化学合成添加物、抗生物質、遺伝子組み換え技術などを使わないで造られているかどうかを検査して証明してくれるのがオーガニック認証機関です。
圧倒的に世界最大のオーガニック大国といわれるオーストラリアでは世界のオーガニック認証農地の40%近くになる1720万ヘクタールを保有します。ワイン業界においても今やオーガニックは当たり前といっても過言ではありません。限りなくストレスがなく混じりけがない広大な大地の恵みを反映したオーストラリアワインは安心、安全な人にやさしいワインと言えるのです。
そのようなオーストラリアで2002年に設立された最大のオーガニック認証機関が“Australian Certified Organic”です。もともとは農産物やオーガニックフードの認定を行っていました。世界でも厳しい認定基準となっており具体的には以下のような基準が含まれます。
*95%以上がオーガニックの天然由来の原料であること
*残り5%についても天然の原材料に限る
*遺伝子組み換え品、化学合成成分は一切使用しない
*農場は最低3年以上農薬を使っていない
*農薬、化学肥料は使わない
*肥料を使用する場合は有機肥料のみ
*栽培により環境を破壊しない
等々、日本ではもとより世界的に信頼性の高いオーガニック認定を行っています。